使用した際の身体への影響を知っておきたい電子タバコ

受動喫煙禁止法が話題になっています。この法律は公共の建物内や飲食店内において、喫煙場所を設けることはできるものの、原則的に禁煙を義務付けるもので受動喫煙の防止を目的としています。これは一般的なタバコに加えて電子タイプのタバコも対象となっているため、多くの愛煙家が関心を持っているようです。喫煙や受動喫煙によって様々な影響を体に与えるとされていますが、電子タバコはどうなのでしょうか?まず一般的なタバコについて触れておきましょう。タバコに火をつけると煙が出ますが、この煙にはニコチンが含まれており、吸引することで肺にある毛細血管を通じて血液に入ります。そうすると血管の収縮が起きて心拍を上昇させ、ドーパミンが脳から分泌されます。このドーパミンは頭を活性化させてくれる物質であるのですが、ニコチン依存や肺がんリスクを上昇させることが指摘されています。

電子タバコは体に影響があるのでしょうか

電子タバコはタバコの葉を使用していませんが、どのような影響を体に与えるのでしょうか。まず考えられているのがリキッドの影響です。リキッドは風味のもととなるものですが、多くのリキッドには水やニコチンをベースに多彩な香味料を調合しした液体で、バッテリーの熱によって気化させ吸引します。タバコの葉に火をつけ吸引すると最大820度まで上昇しますが、電子タイプの場合はそれよりも遥かに低い温度で帰化できます。議論されているのがリキッドに使用されているプロピレングリコールという物質です。この物質は医薬品や化粧品、おにぎりや麺といった食品の品質改善剤として使われており、吸湿性のある油状液体で低用量では毒性がないとされています。様々な研究機関で研究されていますが、現在の段階では未知数という結果にとどまっており、明確な危険性は指摘されていません。

体に与える可能性のある物質とは

電子タイプのタバコで楽しめるリキッドの中には、チーズやバターの風味を感じられるものがあります。この香りを生み出しているのがジアセチルです。この物質は、ポップコーンなどのバター風味を感じられる食品にも利用されており、低量であれば危険性が少ないとされていますが、そのリスクが指摘されているため研究が続けられています。受動喫煙の核となる煙についてですが、電子タイプのタバコが出す蒸気は普通のタバコよりも微粒子なので、受動喫煙してしまうと肺に吸収されやすいと指摘されていて、普通のタバコよりも周囲の人に与える影響が強いと考えられています。電子タイプのタバコが身体に与える影響について触れてきましたが、普通のタバコに比較すると歴史が浅いため研究も半ばです。そのため、電子タイプのタバコの愛用者も一般的な喫煙ルールに基づいて使用することが大切でしょう。